ITという一つの文明が社会に広く認知されるようになったからには、高齢者の方にもITを通じて満足のいく社会生活を送ることを願う方もいることでしょう。
その証左として、通販をビジネスとするある会社では、タブレットの使い方を一から教える30分間の無料サービスが導入されているくらいなのです。
したがって、老若男女を問わずにITに親しんでもらいたいという方々の歩み寄りにより、情報を介した社会生活が彩りのあるものとして意識していくのです。
そして、人は生きているうちは様々なことに興味を持ち見聞を広げていきたいという要求が尽きることがないのであり、故に、高齢者の方においても、ITと触れ合うことによって生きている価値というものを見出していきます。
若い時に味わった人生においての充足感とは違った角度で、新たな充実感を認識していただくことが、高齢者の方にいろんな形での幸せがあるのだということを意識させていくことができると思うのです。
それは、人生経験が豊富な高齢者であるが故に、幸せのあり方というのが、多種多様である壮大なスケールの下に成り立っているということを直に感じるようになるのではないでしょうか。
高齢者の中には、ボケ防止を目的として、あえてIT機器に触れ合おうというケースもあるのだろうと思います。故に、常に最新の機器の扱い方を学んでいくことが脳の活性化につながるものだとして、スマートフォンやタブレットを通して年を重ねていくことの有意義さを実感していくのだろうと思うのです。